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自分主体と相手主体の考え方

今日は物事を考える上での自分主体の考え方と相手主体の考え方のお話です。

人はどうしても何かをしたり、話をしたりする時に自分主体で物事を考えてしまいがちです。

皆それぞれの考え方や価値観、物差しを持っているので自分の考え方や価値観を基準に考えると当然他の人との意見の対立や争いを招くことになります。

これはその人が育ってきた環境や人間関係など様々な境遇が一人一人違うので全く同じ考えを持った人というのはほとんどいないのではないでしょうか?

しかし、世の中では色んな人がいて色んな人と関わっていかないと生活することはできません。

そこで大事になってくるのが相手主体での物事の考え方です。

自分が正しいと思っていることが実は周りから見るととても変わっていたり、狭い視野の考え方であったりすることもあるわけです。

でも自分は自分が生きてきた、経験してきた、学んできたことの範囲でのみしか物事を考えることができませんのでその枠を超えた世界を知る人の意見はなかなか呑み込めません。

これは特に年齢を重ねれば重ねる程に、自分の知らない世界観や価値観を受け入れられなくなる傾向にあります。

でもこれはとてももったいないことです。

自分の知らない世界にもっと正しい答えや、素晴らしい考え方があるかもしれません。

自分という枠に囚われてしまうと、人の成長は止まります。

自分以外の人間や自分の知らない意見をまず聞き、そして自分の経験して来たことや価値観と合わせてよりよい考えを見出すと既存の考えよりもっと良いものが生まれるのは必然です。

と、ここまでは大きな枠組みで話しましたが空手に話を移しましょう。

最近、私が指導する中でよく言葉にして説明するのが『相手と闘うときに自分のしたいことをしようとせずに相手がされたら嫌なことをしなさい』です。

学校や社会生活においては、相手がして欲しいことや望んでいる答えを予測して提示や行動してあげることで相手は喜びます。

しかし空手の組手においては相手がされると嫌なことをすることで相手は闘いにくくなります。

ですので、相手はいまこのポイントを攻撃されると嫌なんだなということを読むことができればそこを中心に攻めたり、そこに意識がいってるのでそこから遠いポイントを攻撃するとクリティカルヒットを与えることができたりするのです。

闘いの中でそこまで考えるのはとても難しいことですが、私達のやっている空手は相手が人間で必ず考えていることがあります。

その考えを読んで裏をかくことができれば相手のガードの位置や動きをコントロールすることができるようになります。

どんなスポーツでも武道でも、自分主体で考えるのではなく相手主体で考えると新しい闘い方ができるはずです。

そして実社会においても自分主体ではなく相手主体の考え方を尊重し考えることができれば視野が広くなり更なる成長をすることができると思います。

今日の写真はひろとくん

マイペースな小学六年生ですが毎週しっかりと稽古に参加して、着々と力をつけています

自分のペースで長く継続することこそ武道の神髄

小学生最後の一年、これから勉強も人間関係もどんどん大変になっていくけどひろとくんのペースでしっかりと歩んでほしいと思います

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