龍士會と南原先生

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2020.07.12

龍士會と南原先生

このブログは熊本の水前寺にある空手道場、光進会の代表が空手における心の持ち方や日々の稽古での気づきや出来事を思うままに書き綴るブログです。

龍士会と南原先生

今日は昨日、遠路にも関わらず直方市から豪雨災害支援物資を届けてくださり、その足でそのまま道場へ立ち寄っていただき光進会の子供達にご指導くださった龍士会の南原先生について書かせていただきます。

私が南原先生と出会ったのは今から約3年前。
九州のフルコンタクト空手界の猛者が集うスパーリング交流会の場でした。
当時は私は全国組織の道場に所属しており、まだあまり自分の流派以外のことに詳しくなく
自分のスキルアップの為に九州の有名選手が一同に集うその会で単純に稽古のつもりで参加していました。
3時間程のスパーリングタイムが終わり、さて帰ろうかと思っていた所に南原先生の50人組手が今から行われると聞き度肝を抜かれました。
え？50人組手？
しかもこのメンツで！？
正気の沙汰じゃない、、、
というか、南原先生って誰？
と、？？？状態でした。

私はどんな人にも偏見は持たずに接することができることが取り柄と思っています。
しかし、私も人間ですので苦手な人もいます。
私は所謂、ザ・ヤンキー上がりの大人が苦手です。
今から50人組手を行う猛者はどの人だ？
と探して話題の中心の南原先生を発見。
あ、、、絶対ヤンキー上がりの先生だ（笑）
というのが第一印象でした。

そして、50人組手スタート私も50人の中に入れてもらいました。
組手をした感想が
この人、本物や。
ちゃんと練習してる先生だ。
でした。
しかも47人目で自分はお相手したのですが飛び後ろ回し蹴りが飛んできました。
信じられません。
私はこの日初めて会った南原先生の50人組手をずっと見ながら目頭が熱くなったのを今でも鮮明に覚えています。

そして、50人完遂した後の南原先生の言葉。
見に来ていた道場生に向けて
自分はかっこいいことは言えないので、背中を見てもらってついてきてほしい。
今日のこの組手を見て少しでも道場生の心に響けばと思います。

、、、かっこよすぎる。

という衝撃の出会い。
それからというもの、ことあるごとに仲良くさせていただき、リアルチャンピオンシップの実行委員に入れていただき自分も稽古をつけていただいたり今回のように道場に来ていただいたりとお世話になりっぱなしです。
南原先生は今でも試合に出られたり娘さんが新極真の世界チャンピオンになったりと
選手としても指導者としても尊敬すべき先生です。
これからも、沢山のことを学ばせていただきたいと思います。

他にも九州のフルコンタクト空手道場で仲良くさせていただいている道場及び先生が沢山います。
時を見て、逐一このように書き記させていただければと思います。
流派の垣根を越えて空手を全力で楽しむ。
これも、私が兼ねてからしたかったことです。
これからも、沢山の人達とよりよい空手界を作っていけるよう精進します。