このブログは熊本の水前寺にある空手道場、光進会の代表が空手における心の持ち方や日々の稽古での気づきや出来事を思うままに書き綴るブログです。

今日は本音と建前についてのお話です。
本音とは本心から出た言葉を指し、建前とは基本となる方針や原則のことを指します。
子供の頃はなんでも思ったことを言葉として表しますが、年齢を重ねるごとに本音で話す機会というのは減っていきます。
これは、自分が思っていることを発言して否定されたり争いになることを避けるための自己防衛のような心理が大人になるにつれて働くからです。
特に日本人は他人の目を気にする傾向にあり、人と違うことをなるべく表に出さないようにして前に習えが正しいと判断される傾向にあります。
しかし、昨今ではテレビの視聴率を下げる要因のYouTubeなどの個人発信の場が増えて来ており、これは個々の考えを個々の思うままに発信する世の中に移り変わり始めていることを示唆しています。
そもそも、世界的に見ても日本人の他人に対する気遣いというのは異常な程だとよく言われます。
本来、人の考え方は自由でありそれをどのように発言しようと個人の自由なわけです。
また話が大きくなりすぎてしまいましたが、今日お伝えしたいのは言いたいことも言えない世の中になってしまっているから芸能人を始め自殺者が相次いでいるわけです。
影響力のある人や著名人の発した言葉に揚げ足を取るように反論や否定する人の多さと浅ましさが不幸な事件を引き起こすのです。
自分と違っていいじゃないですか。
大衆の意見と違っていいじゃないですか。
常識ってなんですか？
常識だけが正論ならこの世の中はロボットだけでも成り立ちますし、衰退も無ければ成長もありません。
最近では、そんな大人達が子供にも自分の意見を押し付けることにより子供すらも自分の意見を言えなくなって来ているように思います。
私は誰のどんな意見も聞く耳を持ちます。
私が間違っていることもあるでしょう、それでもしっかりと意見を出し合って最善の道を模索していきます。
道場生1人1人の声に真摯に耳を向け、世界中の全員が敵だとしても先生は君の味方だと声を大にして言います。
そんな先生でありたいと今までもこれからも思っています。

今日の写真は先週の稽古参加者が多かった時にチャンスと思って撮影した子供達のかっこいい写真。

みんな真剣な表情でかっこいい！

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