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全日本大会を終えて

このブログは熊本の水前寺にある空手道場、光進会の代表が空手における心の持ち方や日々の稽古での気づきや出来事を思うままに書き綴るブログです。

 

今日は、昨日行われたリアルチャンピオンシップ全日本大会とジャパンアスリートカップ全日本大会を終えて思うことを書こうと思います。
まず、このコロナ禍での大会開催については賛否両論ありましたものの選手の子供達は全国どの流派もしっかり練習してるんだなと思わせられるこれぞ全日本大会だと言ったレベルの大会でした。
また、このフルコンタクト空手という競技自体が年々研究研鑽されていてどんどん進化していっているのだということがまた実感できる大会でした。
今回、光進会からは昨年の激戦とも言える予選を6名の選手が勝ち抜き権利を獲得したわけですが、コロナの感染爆発などの観点から3名が辞退し3名が出場しました。
出場した3名は持てる力を全部出し切っての全員初戦敗退でした。
私自身もこのフルコンタクト空手界に飛び込み過去6度の全日本大会を経験し、全日本大会で勝つことの難しさを知った上で今回の結果はやはり想定内かなと思っております。
私は、九州に限らず関西関東にも知り合いの流派や先生方がいますが色んな流派、色んな先生と話していてうちは甘いなということは自負しております。
まず、絶対的に選手の組手に対する稽古時間が足りない。
そして、選手の意識。
最後に保護者の意識。
全日本大会に挑む選手は、いや全日本大会で上位に勝ち残る選手とその先生と保護者はこのフルコンタクト空手という競技に人生の重心の置き方が違います。
私達がやってるのは教育の一部分である部活とは違います。
命を削りながらやる格闘技です。
ただ、格闘技に限らずアスリートとして大成する人間は生活の全てをその競技に捧げることがまず最低限のアスリートとしてのスタートラインです。
この2日間、様々な全日本で活躍した先生や全日本で活躍する選手を育成している先生と話した中で万丈一致の意見、そしてわたしが常日頃から思っていた意見の確信を得ました。

文武両道や他の何かとの両立は、大成することのなかった大人の戯言である。

まず一つを極めることが困難であるのに二つの何かができようものでしょうか?
二つに力を分散した分、どちらも中途半端になる。
まさに二兎を追うものは一兎をも得ず。
どんな分野でも高みを目指すなら人生を賭ける覚悟を持たなければならない。
光進会の選手達はよく頑張っています。
しかし、それは光進会という極めて狭い世界の中だけでの話です。
うちに全日本で上位に食い込める覚悟がある子と保護者はまだいません。
それなのに勝って欲しいという大人のエゴのみが渦巻いています。
人生を賭ける覚悟。
これが上に行けるか行けないかの重要はキーだと思います。
しかし、まだまだ小さい子供の人生。
フルコンタクト空手という世界に人生を賭けるべきことが正しいか否かの判断は各々に委ねます。
空手の魅力は試合だけではありません。
実生活のアクセントや、礼儀正しさを学ぶ場、心身鍛錬をするには通常の稽古で十分学べます。
各々がどのように空手と向き合うか、いま一度熟慮いただきたい。
その上で、いまは私が現時点での指導においてやるべきことを稽古ではしています。
しかし、覚悟を決めるから日本一にと言う人が現れるならその時はそのように指導を変えることもあるでしょう。
長くなりましたが、まとめるとジュニアのうちは準備期間。
高校、大学、大人へとなって自分の意思で空手に人生を賭けるとなってからが本当の競技者としての始まりだと思っています。
だから、いま勝てないことを必要以上に悔やむ必要も落胆する必要もありません。
いまの結果は、当たり前だと選手と保護者が認識すること。
そして、その上でどういう方針で行くのかを各々が考えるべきだと思います。
私は、その場面での最高の指導をするべくこれからも考え、試し、研鑽して参ります。
まずは、全日本大会出場した選手と保護者の皆様はお疲れ様でした
しばしの休息にて、ゆっくり休まれてください。

今日の写真は、先日の全日本大会のダイジェスト。

みんなお疲れ様。

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