光進会に通う全ての道場生の保護者様へ

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2022.07.1
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光進会に通う全ての道場生の保護者様へ

このブログは熊本の水前寺にある空手道場、光進会の代表が空手における心の持ち方や日々の稽古での気づきや出来事を思うままに書き綴るブログです。

今日は道場生保護者に向けた内容になっております。
不快に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが大事な事なので直球でお伝えしたいと思います。
現在、光進会にお子様を通わせている理由はなんでしょうか？
皆様それぞれのお考えがあると思いますし、いろんなご意見があって良いと思います。
しかし、最近思うのは道場を子供を忙しい時間帯預ける場所かなんかの感覚で通わせているのでは？と思う保護者様が多く見受けられます。
道場には私は大きくわけて2通りの道場生がいると考えています。
それは、競技者志向と習い事志向です。

競技者志向とは、空手の大会などで全日本の舞台で活躍するような又は日本一を目指すような道場生です。

習い事志向とは、空手という武道を通して心身を鍛え、また礼儀や挨拶など社会に出て役に立つようなことを学ぶ為に通う道場生です。

私はそのどちらも正しいと思いますし、どちらも求めている人もいるかもしれません。

さて、ここで何が言いたいかと言うとどちらであっても構わないのですが最初の初級のうちから子供に通わせて放置ないし、送り迎えだけして審査だけや試合だけ観に来る保護者様。
それぞれお仕事やご家庭の都合もあるでしょう。
しかし、お子様が通っている空手という競技は極めて過酷で怪我率が高い競技という事はしっかりと認識されておりますでしょうか？
そして、過酷な競技故にお子様は数ヶ月もしないうちにきっと空手に通いたくないと思うはずです。
そこを厳しく指導する指導者である私と、それを優しくサポートする保護者、そして苦難に立ち向かうお子様。
この三角関係がきちんとできていないと子供は保護者様が知らない間に挫折し、道場ではどうしても頑張る者同士が互いを認め合い支え合う仲間として認識して絆を深めていき頑張れない子供は疎外感を感じて道場での居場所がなくなるのです。
当然、私は誰もが頑張れるように然るべき時に叱り、また然るべき時に誉めて子供のモチベーション維持に努めます。
それでも、今日もよくできてたよと見た感想を言ってあげる保護者がいるお子様と、全くの放置でどれだけきつく辛い思いをしてるか知らない保護者のお子様。
どちらが正しく成長するかは想像に難くないと思います。

道場に駐車場がないのも理由にありますでしょうし、最近はどうしてもコロナの事があり密集を避けるべく見学は強制できるものでもありません。
しかし、たまには少しお子様の頑張る姿を見てほしい。
逆に自分のお子様がどれだけ周りと比べてできてないのかを知ってほしい。
せめて、着替えやおトイレなどの自分のことができるまでは近くにいてあげてほしい。
様々な思いからこのブログを書くことにしました。

空手はやったかやらないかが如実に出る競技です。
やった人は成長して結果が出るし、やらない人は成長せずに結果も出ない。
はっきり言いましょう。
審査や試合で結果が出ないのは、本人のせいであり、またその本人にやる気を出させられない私の力不足と保護者様の無関心であると断言させていただきます。

厳しい言い方になりましたが、私は光進会の本当の仲間が増えて、そして光進会に関わる全ての方が固い絆で結ばれて全ての人が笑顔になれる道場を実現するべくこれからも精進して参る次第です。
何卒、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。