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強さと帯

このブログは熊本の水前寺にある空手道場、光進会の代表が空手における心の持ち方や日々の稽古での気づきや出来事を思うままに書き綴るブログです。

 

今日は強さと帯についてのお話です。
空手をやっている皆さんの目標はとりあえずは黒帯だと思います。
光進会では、少年部なら白、オレンジ、紫、黄、青、緑、茶、そして黒。
と段階を踏んで審査を受けて帯の色を上げていきます。
さて試合思考な考えでいくと組手が強い人が帯も上がっていくと考えているようですが、帯の色と組手の強さは別で考えていかないといけません。
勿論、組手も強いに越したことはありません。
しかし、組手が強いだけでは帯を渡すに値しないと私は考えます。
帯の色は強さの象徴です。
では、強さとはなんでしょうか?
ある一つの例を挙げましょう。
空手の試合で決勝前にトイレに行った小学生が試合が迫ってるか何かでサポーターをしてたのでスリッパが履けず乱雑に置かれたスリッパを踏みつけて用を足し、また踏みつけて駆け足で出て行きました。
それを私ととなりにいた既に敗退したと思われる下は道着、上はTシャツ姿の男の子が用を足して横目に見ていました。
先に手を洗い出て行くTシャツの小学生は自分の履いていたスリッパと、それ以外の全てのスリッパを揃えて出て行きました。
私は決勝に残っている駆け出ていった子より、敗退したであろうスリッパを当たり前のように並べていったその子に人としての強さ、清らかさを感じました。
組手の強さが帯の色ではありません。
光進会では、基本でも形でも組手でも気合いでもなんでもいいですが、これだけは誰にも負けない!
そんな強さを求めて、また人としての強さを追求し後輩のお手本になって引っ張っていけるようなリーダーシップを取れる、本当の強さを学んで欲しいと思います。
組手ははっきり言って何も考えなくても誰でも組手の練習をやったらやっただけ強くなります。
けれど、人としての強さとは稽古だけでなく私生活でも己や他人の弱さを知り、悩み、深く考えて強くあろうと求める者にしか身につきません。
強い人の育成にこれからも尽力したいと思います。

今日の写真はビフォーアフター綸太郎くん。

体験に3回程来て、稽古に入ることができずになかなか入会ができなかった綸太郎くん。

今では後輩達の前に立ち、先輩として顔も大人びて来ました。

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