一度だけ

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2022.04.27
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このブログは熊本の水前寺にある空手道場、光進会の代表が空手における心の持ち方や日々の稽古での気づきや出来事を思うままに書き綴るブログです。

今日は減量の為に久々に遅くまでトレーニングしたからついでに久々にブログを書いてみようと思いました。
ただ、このブログ初の少し後ろ向きな内容になってしまうかもしれませんがご容赦ください。
私は基本的に過去を振り返りません。
どんなに振り返っても過去は変わらないからです。
しかし、今日一日だけ振り返らせて欲しいと思います。
先日、宮崎にて戦国杯という大会がありました。
この大会に私は行けなかったのですが、きっと光進会の誰もが数あるうちの一つの大会。
もしくは九州でいま唯一あるグラチャン全日本の予選だということしか頭になかったと思います。
しかし、この大会は実は私にとってとても大きな意味のある大会でした。
私が独立する前、このグラチャン及びグラチャン予選には流派の問題があり出場ができませんでした。
当時、私はその他にも流派の問題で数多くの悩みを抱えていたのですが私が熱心に指導していた2人の道場生が地域コミセンの駐車場で目を輝かせてグラチャンに出たいと言ったその一言が私が独立に舵を切る最後の決め手になりました。
私はその2人に必ず先生が連れて行くと約束しました。
しかし、私の独立までの道のりは険しくまた決意してから一年近くもかかり、途中何度も独立を断念するか悩むこともあり結果その2人を光進会に導くことはできませんでした。
これは一重に私の力不足と、右往左往して独立に真っ直ぐに進めなかったことによる私の落ち度だと思っています。
そして、そのことは独立した後も幾度となく私を悩ませました。
でも、私を信じてついて来てくださる光進会の皆様の先駆者として私はそんな後ろ向きな発言はせず、そぶりも見せずいつも前向きなチャレンジして進み続ける先生で在ろうとし、今もそれを続けています。
そんな中、独立から丸2年。
長かったけれどグラチャンの予選に出場するということを実現させ道場生がグラチャン全日本の権利を取りました。
長すぎた、遅すぎた、けどそれでも私はやると決めたことはやらないと気が済まない性格なので時間はかかったけどまた一つやり遂げたい事を実現させました。
あの時の2人は今は別の道で頑張ってる事を、なんの因果かグラチャン予選の2日前にテレビの特集で見ました。
逞しく、元気に育った2人を見て私はこれでよかったんだと1人涙を流しました。
2人には後ろを振り返る事なく今の道を全力で走り抜けて大きな夢を叶えて欲しいと思います。
だから、俺ももう今日を最後に後ろは振り向かない。
今の最高の仲間と共に俺も前だけを見て全力で走る。
光進会物語はまだまだ序章。
まだ、もっとワクワクするような未来を光進会は切り拓く。
たった一度だけのネガティブなブログ。
やっぱり性に合わねーや。