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ライバルという存在

今日はライバルについてのお話です。

スポーツ、武道、仕事などどの分野でも自分が張り合いのあるライバルがいるかどうかで自分自身の成長スピードは変わります。

空手でもライバルの存在というのはとても重要です。

あの人に負けたくなという存在がある方が、絶対的に速い速度で成長します。

試合で負けた、道場の練習でいい技を決められた。

あらゆる場面で悔しい思いをして次こそはと練習を重ねて挑んで行くことにより自分を高められるわけです。

また同じように自分が相手に勝ったり、いい技を決めた時には相手は悔しい次は負けないと練習をします。

これが切磋琢磨です。

互いに高め合うことで一人で張り合いなく練習するよりも熱心に練習に取り組み双方がより速いスピードで成長するのです。

私達がやっている武道はじめ格闘技全般で良く試合前に盛り上げる為やパフォーマンスでお互いにいがみ合ったり、罵りあったりする場面がありますがほとんどの場合本当は相手を恨んだりしていません。

それが万が一本当にいがみ合っていたとしても試合が終わった後には健闘を称えあい仲良くなっていることがほとんどです。

武道の基本、礼に始まり礼に終わるはその試合や相手と対峙することで得られる経験や成長に感謝の気持ちを込めてするものだと思います。

全ては相手がいてこその試合です。

なのでその経験や成長をさせてくれる相手に敬意を表するのは当たり前のことですね。

これはきっとスポーツや武道をしている人であれば皆当たり前のように理解していると思います。

しかしながら、悲しいかな空手の大会会場では特に子供の試合時に多いのですが先生や保護者が我が子や生徒の試合の前に相手を罵ったり、試合に負けて次は倒すだの、なんであんなやつに負けるのかと手をあげてみたり、、、

本人達同士は精一杯の試合をして良い試合をしていたとしてもそのようなスポーツマンシップ、武道精神などわかりもしない愚かな大人のせいで全ては台無しになります。

私もそうですが負けたら誰でも当たり前のように悔しいです。

だからまた明日から頑張ろうと思えるわけで、そう思えることこそが大事で、そのような気持ちにしてくれた相手に感謝するべきです。

私は試合に負けたら悔しい気持ちをまず抑えて相手に挨拶をします。

そして、その相手が強かったならどんな練習をしているのか聞きます。

そしたらもうだいたい仲良くなってその人のいる道場に出稽古に言って学ばせてもらったり意見交換などします。

そうした方が恨んだり、妬んだりするより何倍も成長できるからです。

ライバルの存在は自分の成長の為ににとても大切です。

でも、ライバルは敵ではありません。

その自分にとって張り合いのあるライバルが遠いところにいようが近くにいようがライバルは多ければ多いほどいいんです。

もし自分の属しているコミュニティにライバルがいるならばそれはとても幸せなことです。

ライバルと切磋琢磨して自分をより高めていき成長していく楽しさを光進会の道場生には学んでほしいといつも願っています。

 

今日の写真はれんとくん

兄弟で道場に通ってくれている5年生

組手が苦手ですぐに倒れていたれんとくん

不屈の精神で特訓まで残り続け最近では倒されることもなくなり、体力技術共に成長し弟の面倒見の良いお兄ちゃん。

これからの更なる成長がとても楽しみです。

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