今日は出会いと別れについてのお話です。

人は生きていく中で数えきれないほどの出会いと別れを繰り返していきます。

一生関わっていくような人との出会いもあれば、一生忘れられないような存在の人との別れもあります。

光進会でも入会する人もいれば退会する人もいます。

私の中で昨日起きた出来事がとても印象深く今日はどうしてもこのことが書きたくて書くことにしました。

私自身も今まで空手道を歩き始めて道場生や保護者の方、試合相手や他道場の方々まで沢山の人と出会いそして別れてきました。

どのスポーツでも本気でやるならきつさや辛さは絶対にあります。

空手にはそれに加えて怪我や痛さが常につきまとう競技です。

それゆえ、特に子供には苦痛となり道半ばで去っていく人が後を絶えません。

勿論、別の道に生き甲斐を見出したりと前向きな退会もあります。

今日のお話ではその別れの理由はさておき、ある道場生が他の道場生に告げずに私だけにお別れを言って退会することとなりました。

それ自体はよくあることなのですが、私が昨日その旨を道場生に伝えたところある生徒が大粒の涙を流しました。

その場では他の道場生も見ていた為あまり触れず、更衣室にてその道場生に涙の理由を聞きました。

どうした？と聞くとその子は答えます。

自分と辞めてしまった子は学校も違う。仲良くしていたのにお別れも言えず悲しい。もう一生会えない。と、、、

こんなにも純粋な友情がこの道場で芽生えていたことが私にはとても嬉しく、そしてその子の気持ちが痛い程心に響きました。

私はそのことを辞めた子に電話して伝えました。

その子もとても嬉しいです。と喜んでいました。

大丈夫、不思議なものでそういう記憶はどれだけ時が経っても忘れない。

君たちの成長と共に人の繋がりが拡がっていくとまた必ず巡り合う。

出会いと別れを繰り返す度、人は一つずつ成長していくのです。

旅立つ者は残る者の意思を背負い新しい道へと歩を進め、残された者は旅立つ者の意思を背負い道を歩み続けるのです。

そしていつかまた道は繋がります。

その時に見違える程成長したお互いを見て存分に今まで歩いてきたそれぞれの道を語らい合うような、そんな未来を見据えて一歩ずつ前に進もう。

光進会では、そんな人と人との繋がりを大事にしていきたいと思います。

今日の写真は、仲の良かった二人。

またいつか必ず巡り合う。

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