恩と人情

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2020.12.11
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このブログは熊本の水前寺にある空手道場、光進会の代表が空手における心の持ち方や日々の稽古での気づきや出来事を思うままに書き綴るブログです。

今日は恩と人情についてのお話です。
今までも何度か私のブログ内に出て来ましたが私の先生が実は今日、誕生日なわけです。
私は今までもこれからもこの日は毎年お誕生祝いを直接お渡しに伺います。
勿論、今日も今しがたお渡しに行って来ました。
私は先生の元を離れて独立した身ではありますが先生に対しての恩は生涯忘れずに精進して行きたいと思っています。
独立と聞くと喧嘩別れをしたように思われることも多いのですが、私の先生は心が広く私が独立する時も快く送り出してくださりました。
私は中学3年の15歳からお世話になり、今年の4月までなので実に18年以上もお世話になったことになります。
恐らく実の父親よりも接していただいた時間は長く、私としてはもう一人の父親のような存在でした。
そして、今私が道場生にしていること。
熱い指導もどれだけ遠方でも一人でも大会に出るならどこまででも飛んでいって応援するのも、全て私が私の先生にしていただいたことをそのまま道場生に返しているのです。
高校生の頃、私と一般部野田くんを連れて車で大分までの長い運転からフェリーに乗って四国大会に連れて行っていただいたこともありました。
私が一人で全関西、全日本大会に行くたびに引率と応援をしてくださり、時に厳しく、また時に厳しく、そしていつも厳しく（笑）
冗談です。
いつも厳しいのですが、ごくたまーーーーーに優しく褒めてくださいました。
試合で難敵に勝った時や大きな大会で優勝した時に、一言

今日はよかった、おめでとう。

たったそれだけのことが嬉しくて、もっと強くなろうと頑張れていました。
悩んだ時には優しく話を聞いてくれ、間違えた時にはこの世の終わりかと思える程に怒ってくださりました。
長くなりましたがそんな人情溢れる良い先生でした。
私の勝手で今は違う道を歩んでいますが、先生から繋いでいただいたこの空手道を私は私の教え子に繋ぎます。
なんとまぁ、私事なブログなんでしょう。
たまにはいいですよね。

先生、お誕生日おめでとうございます。
押忍。