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2021.03.23

葛藤と憂鬱

このブログは熊本の水前寺にある空手道場、光進会の代表が空手における心の持ち方や日々の稽古での気づきや出来事を思うままに書き綴るブログです。

今日は葛藤と覚悟についてのお話です。
今日のブログは道場生へ向けて、そして自分に向けての内容になっていますので一部語気が強くなったりする部分もありますが予めご了承ください。
光進会では道場名の通り、光に向かって進むことを第一に置いています。
これは自分の目標に向かって仲間と共に進むことを指しています。
その目標というのはそれぞれ違っていいと思います。
最初に目標を立てた当初はまだ走り出して間もなく、なんとなく目指したいと思ってその目標を決めたのかもしれません。
これは空手だけじゃなく、どんなことにでも当てはまると思うのですが、その目標に向けて頑張れば頑張るほどにきつくて、辛くて、もう無理だと諦めたくなるシーンが何度もやって来ます。
道場に来る前に、はぁぁぁ今日も稽古か、今日もきついのかな、行きたくないな。
と沢山の負の感情、弱い自分との葛藤があることと思います。
中には辞めたいと思っている人もいるかもしれません。
そして、たまに選手稽古などのきつい稽古の日の稽古前に今日の稽古はどれぐらいきついか？と聞いてくる道場生もいます。
私はこの質問の意味がわからないのですが、きつい稽古じゃなかったらそもそもやる意味ないと思うのですが、、、
まぁ、ただそうは言ってもその葛藤も憂鬱も私はよくわかります。
みんな先生は強いとか、気持ちが折れないとか色々言ってますけどそれは大きな勘違いですから。
一緒なんだよ。
いま、私は試合に出ると決めてその試合がとてつもなくレベルが高くて自分では力不足とわかっていながらも出ると決めました。
なので、毎週佐賀に出稽古に行かせていただきけちょんけちょんのボロ雑巾になるまで鍛えていただいてそしてこの時間にやっとお風呂を終えてゆっくりとブログを書いている次第です。
話が逸れましたがね、、、
毎週出稽古に行く日の夕方になると具合悪くなるんですよ。
行きたくないな、今日もやられるんだろうな、今日もきついんだろうな。
まさに憂鬱です。
けど、私は行きます。
それしか、強くなる方法がないんで。
行って全力で稽古して吐きそうになったり倒れそうになったりしながらもやり切って笑顔で押忍ありがとうございましたと言って帰り、翌日は何もなかったような顔をして指導と稽古をするんです。
組手が怖い人、きつい稽古が嫌な人、空手に行きたくない人。
色々いると思いますが、一つ言わせてくれ。
試合に出るって、空手を始めるって、全日本目指すって、誰が決めたんや？
自分やろ？
甘ったれたこと言ってんな。
自分でやると決めたんなら最後までやり抜けよ。
行きたくなくても、やりたくなくてもやれ。
それしか、目標を達成する道はない。
諦めたら、自分を信じれなくなったらそこで自分の夢も目標も終わる。
私は終わらせたくない。
だから、明日も来週も歯を食いしばって行くんだよ稽古に。
全日本チャンピオンも、メジャーリーガーも、東大生も途中で諦めた奴は沢山いるだろう。
けど諦めた奴はなれないんだよ。
諦めなかった奴だけがなれるんだ。
諦めたらダメだ。
逃げたらダメだ。
やれ。
やり抜け。
そう自分に言い聞かせて私は今日も頑張る。