目線 | 熊本の空手道場光進会

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2021.09.11
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目線

このブログは熊本の水前寺にある空手道場、光進会の代表が空手における心の持ち方や日々の稽古での気づきや出来事を思うままに書き綴るブログです。

今日は、目線についてのお話です。
目線という言葉は単純に身長が同じなら目線は同じ高さにあり、身長が高い人は低い人に屈んで目線を合わせてあげたりという物理的な目線が一つ。
もう一つは、年齢差がある場合などや立場に上下関係がある場合などに上の者が下の者に気遣って目線を合わせるなどと言う時に遣います。
物理的に身長が伸びると大人は子供よりも当たり前のように目線は高くなり、子供の目線からは見えてない世界が見えています。
そして、これは立場の上下でも同じです。
経験を積み、スキルが上がれば最初には見えていなかった世界が見え出します。
それゆえに、子供や立場が下の者に経験則からもっとこうした方が良い、こうしなさいという親心的な感情が湧き起こります。
しかし、少し考えていただきたいのは大人になったら子供からはよく見える足元の景色は見え難くなります。
これは立場の上下でも同じことが言えるのではないでしょうか？
ここで私がお伝えしたいのは、下の者は上の者に比べて見えている世界がまだ狭いので自分よりわかることが少ないことを念頭に頭ごなしに自分の意見を押し付けることはせず、目線を揃えて同じ景色を見てあげること。
そうすれば、上の者も忘れていた大事な事を思い出したり新しい気付きがあったり、そして下から慕われるようになるのではないでしょうか？
私は常に子供達と目線を合わせ、共に進んで行きたいと思います。